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ダミアーノ・クネゴのチェント
2007年ジロ・デ・ロンバルディアで勝利を飾ったダミアーノ・クネゴは、クネゴカラーのチェントを駆る。チェントはウィリエール・トリエスティーナ社100周年を記念し設計されたモデルで、エースであるクネゴ専用機であった。ル・ロアに乗っていたクネゴだが、ウィリエール・トリエスティーナ社は、クネゴのグランツール制覇を叶えるため、ステージレースで総合優勝するためには不可欠な“振動吸収性の高さ”とクネゴのスプリント力を十二分に生かせる“パワー伝達効率性能の高さ”を併せ持ったフレームを誕生させた。
チェントの特徴的なスクエア状のヘッドチューブは、優れたステアリング性能を、弓なりのフレームは卓越した運動性能をもたらした。ウィリエール・トリエスティーナ社はこのチェントを元に、新たなテクノロジーを持ってその特徴を継承させたのがチェント1である。